大きすぎた地力の差~FCWC準々決勝・オークランドシティvsアトランテ@モハメド・ビン・ザイードスタジアム~#1140

日本時間で10日の1回戦を突破したオークランドシティの準々決勝の相手は北中米代表のアトランテ。初戦ではサプライズを起こしたオークランドシティでしたが“2度目”が起きることはありませんでした。

~FCWC準々決勝~
オークランドシティ0-3アトランテ
【ア】アレオラ(36分)ベルケデス(69分)シルバ(91分)

前半から圧倒的なアトランテのペース。終始、オークランドシティ陣内での攻防となり試合の焦点はどの時間帯にアトランテが点を取るかという点に。
オークランドシティが粘り強く守備をしていたので、なかなかアトランテがゴールをこじ開けることはできなかったが、36分にCKからのこぼれ球をアレオラが押し込んでアトランテが先制。これで試合の趨勢は80%は決まりである。それでもオークランドシティは諦めることなく戦って前半はアトランテの1点リードで折り返す。
しかし後半になって69分にベルケデスのシュートが決まって2点差になると、さすがに終了ムード。結局、ロスタイムにもトドメのゴールが決まってアトランテが危なげなくバルセロナへの挑戦権を獲得しました。
さすがにセミプロとプロの違いを見せつけられた感じで試合そのものはあまり面白くなかったのですが、これで5、6位決定戦でオークランドシティとマゼンベのカードが決まったのでそれはそれで楽しみになりました。
00:22 | 2009FCWC
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 勝敗を超越した不思議なチーム~FCWC準々決勝・マゼンベvs浦項スティーラーズ@モハメド・ビン・ザイードスタジアム~#1135

この日のUAEは8ヶ月ぶりの雨模様。“8ヶ月ぶり”というのにも驚くが、雨は画面でもはっきりとわかるくらい強く降っている。
大会2試合目のカードはアフリカ王者のマゼンベと、アジア王者の浦項の一戦。世が世ならここに日本のチームがいてもおかしくなかったのだが…。

~FCWC準々決勝~
マゼンベ1-2浦項
【マ】ベディ(28分)
【浦】デニウソン(50分、78分)

共に4-3-3で臨んだこの試合。開始3分までの間に両チームともゴール前に攻め込むシーンがあって乱打戦の匂いがしたが、この試合は結果としては敗れたもののマゼンベのGK・キディアバの一人舞台となった。
というのもマゼンベのディフェンスラインは“単なる3列目”に過ぎないのだから(爆)
そもそも前半のキックオフの時点からしてフィールドプレイヤーの位置がバラバラ。マゼンベボールのキックオフなのに、あのJリーグ初年度にレッズがゴールに喜びすぎているうちに笛を吹かれて失点した珍プレーが頭をよぎるほど陣形が整っていなかった。それこそ引きの映像にフィールドプレイヤー全員が映り込んでと言ってもそれが誇大表現ではなくむしろ正解なのだから。
だからラインコントロールなんてあったもんじゃなく、浦項はディフェンスの裏を取りたい放題。だけど先制点を許さなかったのはキディアバが凄かったから。DFの頭に当たって軌道が変わったFKをバレーボールのレシーブのようにクリアしたり、1対1を止めたりと、キディアバがいるから成り立つ空城の計…いや、そんなカッコいいものではないけど、浦項の選手がフリーでシュートをしても「あれ、韓国の人ってあんなにメンタルが弱かったっけ?」と首を傾げたくなるくらい打ち切れない。
そうこうするうちにマゼンベのベディが30mくらいのミドルを豪快に決めてマゼンベが先制。このFCWCで使われているボールは来年のW杯でも使われるのだけど、日本代表には1にミドル、2にミドル、3、4がなくて、5にミドルの意識でやればカメルーンでもオランダが相手でもなんとかなりそうだと思うのだけど。

前半はマゼンベが1-0で折り返したが、前半の内から時間稼ぎじゃないかという倒れ方をしている選手がいただけあって後半の早い時間帯に浦項がデニウソンのヘディングで同点に。さすがにゴール前で密集になると守備力の差が出てしまう。
そして78分、ここまで耐えていたキディアバだったが、抜け出したデニウソンのシュートはキディアバの手を弾いてゴールの中へ。浦項が逆転に成功したのだが、どうせなら延長戦まで見てみたかったと思うのは自分だけだろうか?
浦項が勝ったのは喜ばしいことなのだが、個性的なこのアフリカのチームを見て妙な魅力を感じたのは気のせいだろうか?勝ち負けはどうでもいいからビール片手に笑いながらこのチームの試合をもっともっと見てみたいものであります。
21:18 | 2009FCWC
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 やっぱりサッカーは何が起こるかわからない~FCWC1回戦・アルアハリ・ドバイvsオークランドシティ@モハメド・ビン・ザイードスタジアム~#1129

今年と来年はUAE開催となるFCWC。時差が5時間あるからそんなに力を入れて見るつもりもなかったのに、なにげに最後まで見てしまいました(^^ゞ

~FCWC1回戦~
アルアハリ0-2オークランド
【オ】ディッキンソン(45分)クームス(67分)

開幕戦に登場したのは開催国枠での出場となったアルアハリ・ドバイと、オセアニア代表のオークランドシティ。オークランドシティは2006年のこの大会に出場したといってもそこはセミプロのチームだから、開催国のアルアハリが有利かと思っていたら、まさかのアップセットが起きてしまったのだから驚いた。
アルアハリ・ドバイは、Jリーグから巣立っていったバレーが所属しているチームで、そのバレーが1トップを務めての4-2-3-1。ホームでもあるし試合の主導権を握ろうとオークランドシティ陣内に攻め込むけど、いかんせんバレーにボールが収まらなくて攻めあぐねている。対するオークランドシティはヨーロッパでプレーしていたCBのビチェリッチと、ボランチの元韓国代表のイ・ギヒョンが中心になって守備から入っているから、実況ではスペイン人のコーチがバルセロナ風の4-3-3を採り入れているといってもシステムが本当にそうなっているのかはさっぱりわからん(爆)
とにもかくにもアルアハリ・ドバイがガンガンとシュートを打つのだろうという漠然とした予想とは違ってほぼ互角で前半を終了しようとしたその時、試合が動く。オークランドシティが右サイドを突破してグランダーのクロスを入れると中央を走り込んできたディッキンソンが合わせてオークランドシティが先制。
そのキックオフからのプレーで今度はアルアハリ・ドバイがチャンスを迎え、ようやくエリア内でバレーに収まって相手選手を3人背負いながらシュート。これはGKは弾くのが精一杯。こぼれ球に詰めたのはアルアハリ・ドバイのハミスで無人のゴールに流し込むだけだったのにボールは枠の右へと痛恨のシュートミス。オークランドシティが1-0とリードして折り返す。
後半の頭から2トップに切り替えたアルアハリ・ドバイだが、流れに乗ったオークランドシティの前に抑え込まれてしまう。逆に67分にクームスに豪快なミドルを叩き込まれてジ・エンド。
結局、2-0でオークランドシティが勝ってオセアニア代表初の初戦突破を果たしました。

ところでこの大会では来年のW杯で使われるボールが使われているようなのだが、見ていたかぎりではミドルシュートが有効な感じ。オークランドシティの2点目は見事なミドルだったのだが、アルアハリ・ドバイのシュートでも枠さえ捕らえていれば…と思われるミドルは何本かあった。
日本のグループリーグは高地の試合が2試合あるのだからただでさえミドルを打つ意識は重要だと思う。長谷部、遠藤、中村憲剛あたりが25mクラスのミドルをどんどん打って、岡崎と玉田はエリア内で張っていてこぼれ球を狙うように役割分担をすれば案外あっさりと点が取れるような気がするのだが…。
18:05 | 2009FCWC
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