栄冠はスペインに…~W杯2010決勝・オランダvsスペイン@サッカーシティースタジアム~#1691

「これからお休みになる方も…」の名ゼリフが似合うような時間に起きるのは、しばらくはもうないかもしれないW杯もこの決勝戦がラストゲーム。凱歌が挙がるのはオランダかスペインか。まあ最後は“タコのお告げ”が決定打になったような気もするけれど…(笑)

~W杯決勝~
オランダ0-1スペイン
【ス】イニエスタ(116分)

確かに試合開始からスペインが主導権を握って、結果的に押し切ったのだからスペインが強かったのは認めざるを得ない。
ボクがスペインのサッカーに否定的なのは、別にスペインのサッカーそのものが嫌いなのではなくて、フィンケがスペインのサッカーにゾッコンだからという点にある。
それは世界の潮流がどうであれ、個人的にはレッズはドイツ路線を突き進むべきだと思っているので、どうしてもドイツ人であるフィンケがスペインのサッカーを信奉しているところが腑に落ちないから。
いや、ドイツ人がスペインのサッカーに惚れちゃいけないということはないのだけど、去年のレッズを見ても今年のレッズを見ても采配面であまりにも負け方が淡白なことが多いじゃないの。だから「アンタにゃ、ゲルマン魂のかけらもないのか!」とボヤくことが多いのですよ。
J2から戻ってきた2001年の水準なら今のフィンケの施策でも文句は言わないだろう。だけど今のレッズはアジアのタイトルも獲得したし、ホーム無敗記録だとか逆転負けをしない記録だとか、とにかく強くて負けないレッズというブランドイメージがあるのですよ。それを“新しいサッカーを根付かせる”という大義名分のために意味もなくぶっこわすだけのフィンケのやり方には反対だというわけです。
ツイッターでは140文字の制限があるから言葉足らずな面が出てしまうわけで、それで準決勝の後に「現状認識に疑問がある」というご指摘を受けてしまったわけですけど、それが“フィンケ=スペイン”の図式ですから、スペインのサッカーを信奉するあまり90分間バカの一つ覚えのようにピッチの端から端までパスでつなごうとするフィンケのやり方には疑問があるわけで、フィンケというフィルターを通して見るとスペインサッカーに懐疑的になってしまうというわけです。
もちろんレッズがパスサッカーを導入しようという試み自体は否定しません。クラブW杯で世界を経験して、また色々なことがあってそこへ向かったわけだから。ただ重ねて言うならロングボールもカウンターも否定するのは納得がいかない。逆に織り交ぜることでこそパスサッカーの良さは出てくるんじゃないかと。

ものすごく前置きが長くなったが、それはW杯が始まる前から思っていたことなので、決勝戦を見るにあたってそんな立場であることをレッズに関係ない方にも理解いただきたくて長々と書いた次第。それでどちらかというとオランダ寄りの視点でいたわけです。
まあ決勝戦において「アカン(><)」と思ったのは、62分にロッベンが抜け出したのをカシージャスに止められたシーン。準決勝でドイツが完封負けしていることもあって、オランダでも厳しいかな~と前半から薄々感じてはいたけれど、あれで無理だと観念してしまいました(汗)
そんなカシージャスの姿を見ていると、このスペインのパスサッカーはカシージャスありきなのかと。あれだけガッチリとゴールマウスを守ることができたら、攻撃陣も邪念なくボールを蹴ることができるよね。
ああ、今をもってなおなぜフィンケは都築をレンタルで出した(`´)という思いがフツフツと…。

で、決勝点は116分。
クリアを拾ったセスクのパスに反応したイニエスタが鮮やかに決めたわけだが、その直前のトーレスがクロスを上げた時にイニエスタはオフサイドだったように見えるのよね。だからセスクからは問題ないとして、トーレスから一連で考えるとオフサイドなんじゃないの?というオランダ側の主張も(←憶測ですけど)わからなくはないけど。

8人に9枚のイエローカードが出た、リアリズムに徹したオランダをねじ伏せて優勝したスペインの皆様、おめでとうございます。
そんなスペインのサッカーを絶賛している人は多いけど、でも今大会で「今のパス何本つながったっけ?」と思うような崩しからフィニッシュまでが綺麗に決まったゴールって幾つありました?
ポルトガルとのラウンド16では最終的にはGKのセーブした跳ね返りを押し込んだものだし、ウルグアイとの準々決勝はポストの跳ね返りを押し込んだものだし、そこまでの流れは確かに崩したものかもしれないけれど、最後の最後に必要なのは泥臭さと執念じゃなかろうかと。そう、スペインとてパスサッカーだけで頂点に上り詰めたわけではないのだから、スペインのサッカーを模倣するとして、パスが活きるようにパス一辺倒ではないサッカーを模索してほしいものです。

そうそう、今回初めて気がついたのだけど、MVPにあたるゴールデンボール賞と得点王にあたるゴールデンブーツ賞、そして最優秀GKに与えられるゴールデングローブ賞はアディダスが、またベストヤングプレーヤー賞にはヒュンダイが冠スポンサーになっているのね。そんなところまでスポンサーがつくのに驚きました。
17:01 | サッカー2010
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comments
こんばんはです。
スペインでしたね。最後はちょっと荒れた試合にもなってしまいましたが、まあ前大会のジダンのようなことが無かっただけでも良しとしときましようか(笑)

スペインでもオランダでもどっちでも良かったですが、フィンケの事を考えると、・・・ねぇ・・・
2010/07/12 19:05 | | edit posted by うえ
純粋には…
うえさん⇒W杯の完走、お疲れさまでした。

どうしてもスペインはフィンケというフィルターを通して見てしまうので、余計に力が入っちゃうんですよね~。

スペインのサッカーを模倣するのは構わないけど、フィンケの独裁が進むことだけは勘弁してほしいものです。
2010/07/12 22:11 | | edit posted by 藤沢雄二
こんばんは
スペインのサッカー、少なくとも自分には楽しくなかったかな~^^;という大会でした。^^;
まぁこちらはこちらでシャビのセスクへの発言あたりがフィルターになってたんですが‥‥


スペインのサッカーを見てて、90分ボール持てて攻めても最少得点記録更新してますし、難しいな~とは思いました。

ただポゼッションの高いスペインが優勝してますし、チェルシー時代のモウリーニョだって“ポゼッションすることで攻められないし疲れない”と言ってるわけなので、ポゼッション自体は悪くないかなと思います。

そのおんなじモウリーニョがやってたりするのでこれまた微妙なんですが、ポゼッション率30%近くのチームが勝つのは嫌ですし、レッズがポゼッションを上げていこうとするのは正しいプロセスだと思うので応援しようとは思いますが、、、
今回のスペインをみて難しいな~とは感じました^^;
2010/07/14 00:13 | | edit posted by S.ジェラード
難しいところです
S.ジェラードさん⇒おはようございます。
まあ多少のフィルターが入ってしまうのは仕方ないですよね~。

ボクもポゼッション指向そのものはレッズにとっても悪くはないと思いますが、フィンケを見ていると状況判断があまりにも悪いので嫌気がさしている、そんな感じでしょうか。

攻撃は最大の防御であるなら、もっとシュートを意識してほしいものです。
2010/07/14 07:47 | | edit posted by 藤沢雄二
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